オリジナル・バイオマス樹脂
弊社ではバイオマスプラスチック「ライスレジン®(米粉)」「トウモロコシ油脂」と生分解性添加物「デグラノボン」を使用しております。
デグラノボンとはプラスチックに添加する事で、プラスチック自身を分解させることが出来ます。
バイオマスプラスチックとは?
植物などの再生可能な資源を原料として作られるプラスチックの事です。
それらを使用することにより、CO2の排出削減と石油資源の節約につながります。
※植物由来の原料を10%以上含んだものがバイオマスプラスチックとなります。
生分解性プラスチックとは?
使用するときには従来のプラスチック同様の性状と機能を維持しつつ、使用後は自然界の微生物などの働きによって生分解され、最終的には水と二酸化炭素に完全に分解されるプラスチックの事です。
もったいない事業から生まれたサステナブルな製品事例と試験
廃棄品を活用したオリジナル・バイオマス樹脂で製品を作る!
2年前にバイオマス樹脂を使用した自社製品の「ECOSO:スプーン&フォーク」を発売してから、食品系の生産者の方より自社で出る廃棄品でもバイオマス樹脂製品を作れないかと問われることが多くなりました。
それらのご要望にお応えするために試験を繰り返した結果、一定以上の乾燥と細かな粉末化が出来る素材であれば、プラスチックに混合し成型品に出来る事が分かりました。
これらの結果をもとに「ものづくり補助金」が承認され、新たにスタッキングマグカップ、トレー、スプーン&フォーク、マルチリングを製品化することができました。
全ての素材でバイオマス樹脂を作れるわけではありませんが、ご要望があれば素材のテストを行った上、サステナブルなオリジナル製品作りのお手伝いをさせて頂きます。
実用化した事例柑橘皮でバイオマス樹脂製品を作る
今回、和歌山県で栽培されている「じゃばら」(ゆず系柑橘)の皮を乾燥、粉砕し含有パーセンテージを変えテストを行い、オリジナル・バイオマス樹脂での製品化を実現しました。
下記は「じゃばら」(ゆず系柑橘)の皮を使用したバイオマス樹脂素材の製作テストの様子です。
- 01天日で乾燥
- 02さらに乾燥機で乾燥
- 03粉砕1
- 04粉砕2
- 05残渣をプラスチックとブレンド
- 06材料を成形機に投入
- 07成形開始
- 08金型
- 09成形完了
OEM実例
OEM実例キャップをバイオマス樹脂で作る
商品のブランディングやデザインを大切にされている会社様から、弊社のバイオマス樹脂の製品をご覧頂いて、「ハンドクリームのキャップをバイオマス樹脂で作りたい」とご相談を受け、金型の製造からお手伝いをさせて頂きました。